4/5(木)SXSW2012 Look Back Meetup イベントレポート

 

サウスバイサウスウエスト(SXSW)2012インタラクティブが3月9日~13日に米テキサス州オースティンで開催され、日本からも多数のスタートアップやメディアが参加しました。

 

 

過去最大の200人を越える日本勢が海を越え、トレードショウには昨年の8社に対して一気に18社が出展。

また、ショーンパーカーとアルゴアのキーノートやPinterest、Instagram、DropBoxの創業者スピーチなど、数え切れないイベ ントでの体験など、世界規模のスタートアップ祭典としても見応え充分のイベントです。

今回、mixi にて行われた、SXSW2012 Look Back Meetup イベントは、

SXSW2012参加者達による熱いディスカッションと各種スタディの ためのミートアップを開催し、SXSW2012以上の成果の実現を目指して、来たるSXSW2013への戦略的ノウハウ共有をしっかりと進めるためのイベントとして開催された。

 

SXSW 1000人のサムライプロジェクトを主催する頓智ドットFounder&CMO 井口尊仁氏とSXSWアジア事務局 オードリーキムラ氏のあいさつによりイベントがスタート!

 

合計5本のセッション(19:00〜20:40)が行われた。

 

パート ①:SXSW2012参戦記パネルディスカッション
ゲスト:PicoTube 山下英孝/Crowsnest 浜本階生/PitaPat 伊香賀淳/からくり 中本悠太/ワンアール 中仮屋俊輔/ナスカークラフト沼倉正吾

(以下、ディスカッション抜粋)

C向けのサービスは難しい。来ている層が企業のトップだったりメディアだったりするので、 事業提携向けに行けばよかったかな・・・。

SXSWに参加するパターンは、トレードショーと、ピッチイベント参加がメイン。

現地の反応はダイレクト。興味がなければ、Byeで、興味があれば突っ込んで聞いてくる、その反応がダイレクトだった。

ピッチでは賞は取れなかったが、その後、審査員さんなどがブースに来てよかったよと言ってくれた。

 

■トレードショーとピッチイベントで苦労した点

勝負はイベントが始まる前に決まっている。始まる前にメディアにアプローチしたりできれば・・・。余裕がなかったので、ブースのデザインやノベルティもどのようにすればいいのかまったくわからなかった。

A4のチラシの紙が受け取ってもらえない。小さいものしか受け取られない。うちわを配ったら大人気。ティッシュを配る習慣がないので、そういったものがウケていた。

ガチャガチャを5種類1こづつ持っていったのが結構人気だった。

後半2日間は客層が変わり(ミュージック期間に切り替わる)面白いけど、難しい。最初の期間にいかにやりきるかが大事。

 

町全体がプロモーションの場となるなかで、いかにゲリラ的にプロモーションできるかが大事になると感じた。

 

パート ②:メディア鼎談ー海外メディアにはこうして自分を強力アピールしろ!
司会:今田素子(メディアジーンCEO)
ゲスト:TechWave 本田正浩、メディアジーン 今田素子、尾田和美、WIRED 小谷知也、 イースト 次廣 靖

 

 

次に、メディア側から見た、SXSW。

コンベンションセンター(幕張メッセみたいな)を中心にヒルトンなどもすべて会場。会場の周りでは座り込んでライブを行ったりしている。1km四方が公式・非公式含めてイベントといった感じ。フェスみたいな感じていろんなところでいろんなことをやっている。実態がつかみにくい。

ものすごい数のセッションがあって、行ったらもう終わっている感じ。行ってはじめましてでは時間が足りない。

日本のブースがわかりやすく見せられたことが良かったと思う。イギリスなんかはよくできたフライヤー(小冊子)と作っていた。日本もこいったのが間に合えばいいと思う。

 

原点が音楽のフェスだということを意識して、街中にフライヤーを貼ったりとか、インディーズのバンドだったらどのようにするだろうかって視点で、やるといいと思う。

開催中にやったメディアランチは良かった。出演者とメディアとがコミュニケーションをとれることだけでも行く価値がある。

など、メディア側から見た、意見が飛び交う。

 

パート ③:IT業界ビッグネームが語るSXSW
司会:上路健介(博報堂DYメディアパートナーズ)
ゲスト:DeNA川田尚吾/コミュニティファクトリー松本龍祐/博報堂DYメディアパートナーズ上路健介

 

 

屋外ブースやクラブ貸切イベントも面白いと、上路氏。

交差点でバンが止まって、Tシャツを投げてくる。などゲリラ的なプロモーションが面白かった。

たくさんの人数で行くと大変だから、現地でビラ配りのスタッフを雇ったりするといいと思う。

日本はアワードに消極的。15ドルで出せるので、参加すべき。どう攻めるかは、絶対的にアワード。

見る側で面白かったのは、セッション系。ただ、ネイティブのトークは英語がきつい。

どこで何のセッションをしているのかわかりにくいので、事前にリサーチしておくのが大事。

IT系の人たちが明るくお祭りしているようで、楽しい。

と、さまざまな意見が飛び交う。

 

パート ④:TechCocktail対談 世界水準のスタートアップショーケースで勝負するには?
司会:井口尊仁(頓智ドットCMO)
ゲスト:安藤拓道(Compath.meCEO)、安達貞雄(洛洛.com CEO)

 

 

TechCocktailに参加した、安藤さん。過去有名な起業家が多く出ていて申し込むことにした。

参加目的は、US市場でどのように展開していけばいいかを探ろうと考えていた。

位置情報系が来ている中で、うまくサービス展開できている企業はまだないと安藤さん。

UI/UXを強化したり、マーケティングを強化し、今後に備えると一言。

安達は、60社の引き合いを得た。start-upをどのように具体的にビジネス展開していくかという話で盛り上がる。

SXSWはひとつの通過点。メディアにぜんぜん取り上げられないということが、ひとつの評価につながると考えると安達さん。

 

 

パート ⑤:SXSW2013に向けた作戦マニュアル共同編集のご紹介(ブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二)

 

 

最後に、赤羽雄二氏がまとめと2013年に向けた準備について話された。

(2013年に向けての課題、大変だった点)

・現地情報がわかりにくい点

・ブースセッティングや早めの申し込み、ノベルティ準備など

・戸惑うインターネット環境について

・難関の宿泊

・飛行機の乗り継ぎの混雑

・空港からの交通(現地に行く方法)

・食事が大変

今年参加した人は、2013年に向けて、SXSWのマニュアル作りに参加してほしいと呼びかけ、

会は大盛況にて終了した。

 

最後に、Q&Aにて、『どうすれば勝てるのか?』という質問にて回答をした、

井口さんの回答内容が非常に興味深いと感じた。

 

twitter と foursquare を相当研究した中、

彼らは、半年前からローンチし、メディアにも露出して、アップグレードもしてユーザーがいてアプリケーションが回っている状態で、イベントに参加し、あたかもその瞬間に生まれたように演じている。

去年は、グループチャット、今年は人探し系、

何が流行になるかわからない中で今後、何系のアプリが成功するかどうかは、予測しづらい。

SXSWなどのイベントがstart-upにとって、仕上げの場となるのであれば、事前に、いかに温められるか、Techcrunchやmashableに仕込めるのかこの点も今後課題になる。

 

【さいごに・・・】

SXSWは、お祭り。参加者の目的によってさまざまな楽しみ方があると感じた。

有名起業家や研究者の話を聞きに行く目的、ブースを使ってプレゼンする目的、新たな人脈を構築する目的などさまざまだ。

しかし、今回参加した人たちが口をそろえて言うのは、やはり『楽しかった』というシンプルな気持ち。

ITや音楽が好きなのであれば単純に面白いのもSXSWなのだと思う。

start-upにとっては、見せ場のイベントであることは間違いないが、もともとのアプリのポテンシャルがあって、メディアの注目があって初めて、

注目される。SXSWとはまた別軸で、考えなければならない。そんな甘くない現実も含めつつ、来年に向けて、さらに念入りなアプリ開発が進むことを期待する。そして日本のアプリケーションが世界に出て行くことに期待したい。

最後に、どこでも話題になるが、国の援助がやはり足りないと思う。

他国を見習い、内側に向いた短期の対策ばかりでなく、伸びしろが多く、日本が盛り上がる長期の投資にも力を入れてほしい。

 

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